自助、共助、公助の順序

政治の基本の一つに、「自助、共助、公助の順序」というのがあります。

経済的自立や被災後の復興などに関して、自助、共助、公助、この「順序」を守ることが、とても重要なのです。

 

「自助」とは自分で自分を助けること。

「共助」とは地域社会や保険加入者どうしで助け合うこと。

「公助」とは政府や地方自治体など、公的機関が助けの手を差し伸べること。

 

経済的自立や被災からの復興においては、まずは「自助」を基本として、どうしても自助で立ち直れない場合に「共助」、共助でもどうしても立ち直れない場合に「公助」、という順序で検討・実施することになります。

 

逆に共産主義国のように、最初から全てを「公助」で賄(まかな)うと、人間の努力が阻害されてしまい、社会が発展しなくなります。これは必然です。

 

【筆者】

すが教(きょう):工学博士。専門は量子化学。2010年、当時の政治に疑問を持ち、その後、大阪・神戸で政治家秘書を経験。