議員、公務員、有権者は三つ巴の関係

議員、公務員、有権者の関係は、三つ巴の関係にあります。

 

議員は公務員に物申すことができ、公務員よりも強い立場にあります。市議会議員ならば市役所の職員に、県議会議員ならば県庁職員に、国会議員ならば官僚に物申すことができます。

公務員は、法律や施行規則、ガイドラインを守る義務があるので、有権者を含む住民に対し、不当な要求を拒否できます。

有権者は、選挙で投票する権利を有しているので、議員に対して強い立場にあります。

 

もちろん実態として、不当に偉そうにする人というのは議員にも公務員にも有権者にもいるので、どんな場合にも当てはまるものではありません。逆に、

「どこに行っても、どちらを向いても、ぺこぺこしてなきゃならない」

と嘆く議員もいれば、同じように嘆く公務員もいるし、

「普段から虐(しいた)げられてばかりだ」

と嘆く有権者もいます。

 

しかし原則的には、前述のような「三つ巴の関係」が、社会の中でバランスを形作っています。

 

私個人的には、どの立場に立っても他人に協力し、より良い社会の構築に貢献したいものだと思っています。

【筆者】

mini

すが教(きょう):工学博士。専門は量子化学。2010年、当時の政治に疑問を持ち、その後、大阪・神戸で政治家秘書を経験。